京都競馬場完全攻略ガイド|コース特性と予想のコツ
京都競馬場は関西を代表するJRA中央競馬場です。2023年にリニューアルオープンし、菊花賞、春の天皇賞など多数のGIレースが開催されます。
外回りコースは1周1,894.3m・直線403.7mで、第3コーナーの上り下り(通称「淀の坂」)が有名です。
京都競馬場のコース全体像
京都競馬場は京都府京都市伏見区淀にある右回りの競馬場で、2020年秋から2023年春にかけての大規模改修を経てリニューアルオープンしました(コース形状そのものに大きな変更はありません)。芝コースは内回りと外回りがあり、3コーナーで分岐して4コーナーで合流します。内回りは1周1,782.8m・直線328.4m・高低差3.1m、外回りは1周1,894.3m・直線403.7m・高低差4.3m。ダートコースは1周1,607.6mと東京に次ぐ大きさですが、直線は329.1mで阪神(352.7m)や新潟(353.9m)より短い点は覚えておきたいところです。
京都の名物といえば3コーナーの坂。向正面の半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて一気に下ります。勾配があるのは3コーナー付近だけで他はほぼ平坦という、「3コーナーに小高い丘がある競馬場」と言える独特の造りです。
開催時期と馬場傾向
京都開催は例年、1〜2月、4〜5月、10〜11月に組まれます。芝コースの幅員は最大38mと広く、A・B・C・Dの4コースを設定できるのは東京と京都だけ。内回りと外回りで負担が分散されることもあり、馬場の傷みが進みにくいのが大きな特徴です。
そのぶん開催後半でも時計が速いまま推移しやすく、「開催が進んだから外差し」と決めつけると足をすくわれます。当日の勝ち時計と、内を通った馬が伸びているかどうかを確かめてから狙いを固めたいコースです。
芝コースの狙い方
かつては「ゆっくり上ってゆっくり下る」のが鉄則とされた3コーナーの坂ですが、近年は坂の下りで惰性をつけて平坦な直線に向く戦法が浸透し、坂の頂上付近にあたる残り800m地点からペースが上がるレースが多くなっています。したがって、そこで置いていかれない機動力が要求されます。
直線403.7mの外回りは決め手のある差し馬にもチャンスがある一方、コンパクトな内回りは逃げ・先行タイプが優勢で、タイトな3・4コーナーを器用に立ち回れる馬が有利。また3000m級の長距離戦では、1周目の坂の下りからホームストレッチの歓声を浴びる場面で折り合えるかが鍵になります。
ダートコースの狙い方
ダートにも3コーナーの丘があり、4コーナーにかけて坂を下って平坦な直線に向くレイアウトです。この独特の起伏のため、他場よりも上がりの時計が速い決着が目立つのが京都ダートの特徴と言えます。
直線は329.1mとダートコースとしては標準的で、ゴール前に坂もありません。同じ関西でもゴール前に急坂がある阪神とはパフォーマンスが変わる馬がいるため、京都替わり・阪神替わりの成績には注目したいところです。なお京都でダート戦が芝からスタートするのは1400m戦です。
京都競馬場で行われる主なGIレース
天皇賞(春・芝3200m)、菊花賞(芝3000m)、秋華賞(芝2000m)、エリザベス女王杯(芝2200m)、マイルチャンピオンシップ(芝1600m)と、クラシック路線から古馬中長距離、マイル路線までを担う大レースが揃います。
長距離戦の伝統が根づいた舞台であり、3コーナーの坂をどう使うかという戦術がそのまま結果に直結します。過去の勝ち馬がどこから動いたかを見返すと、このコースの読み解き方が見えてきます。