小倉競馬場完全攻略ガイド|コース特性と予想のコツ
小倉競馬場は九州唯一のJRA競馬場です。
芝とダートのコースを備え、例年は冬(1〜2月)と夏(7〜8月)に開催されます。小回りで、直線が平坦なコースとして知られます。
小倉競馬場のコース全体像
小倉競馬場は北九州市小倉北区にある右回りの競馬場で、九州唯一のJRA競馬場です。芝コースの1周距離1,615.1m(Aコース)は福島に次ぐ小ささで、直線293mには坂がありません。「平坦・小回り」を地でいく、いかにもローカル場らしいコースと言えます。
ただし競馬場全体が平坦なわけではありません。2コーナーに小高い丘があり、芝コースの高低差は3mに及びます。ゴールラインから2コーナーにかけて緩やかに上り、そのぶんを2コーナーから向正面、さらに3コーナーから4コーナーにかけて下るレイアウト(3コーナー手前にはわずかな上りがあります)。3・4コーナーにはスパイラルカーブが導入され、直線は平坦です。
開催時期と馬場傾向
小倉開催は例年、冬(1〜2月)と夏(7〜8月)に組まれます。芝コースの幅員30mはローカル場としてはかなり広く、A・B・Cの3コースを使い分けて馬場の傷みを分散させています。
さらに開催と開催の間隔が長いため芝の養生期間を十分に取ることができ、良好なコンディションで開幕を迎え、それが長続きするのが例年の常。天候にもよりますが、総じて馬場は傷みにくく、開催終盤に差し掛かっても走破タイムが速い傾向にあります。「開催が進んだから時計がかかる」という一般論が当てはまりにくい競馬場です。
芝コースの狙い方
芝のレースでは逃げ・先行タイプが明らかに優勢で、極端な追い込みはあまり決まっていません。とりわけ2コーナー奥のポケットから発走する芝1200mは、ゴールまで上り勾配を走る場面がほとんどないため、スピードの絶対値がそのまま問われます。
一方、中長距離戦では2コーナーでペースが緩みがち。そのためもあってか、まくった馬の活躍が水準以上に目立ちます。距離によって狙うべき脚質が変わる点は押さえておきたいところです。
ダートコースの狙い方
ダートは1周1,445.4m・直線291.3mで、福島(1周1,444.6m、直線295.7m)とほぼ同じサイズ。全体の高低差は2.9mで、2コーナーの丘から4コーナーにかけて下り、残り400m地点から直線にかけて高低差0.6mの緩やかな上りが続きます。
起伏の構成は芝と微妙に異なるものの、こちらも極端な追い込みはあまり決まっていません。逃げ・先行タイプが優勢で、差し馬を狙うなら中団までにはつけられる馬——というのが基本的な組み立てになります。
小倉競馬場で行われる主な重賞レース
小倉にGIは組まれていませんが、小倉大賞典(芝1800m)、北九州記念(芝1200m)、小倉記念(芝2000m)、小倉牝馬ステークス(芝2000m)といった重賞が行われます。
冬は小倉大賞典、夏は北九州記念と小倉記念が開催の中心。いずれも平坦・小回りの条件で行われるため、先行力と立ち回りのうまさを備えた馬が繰り返し好走する傾向があります。障害戦は専用コースで争われ、内馬場を横切るタスキコースには高低差2.76m・長さ81.2mのバンケット障害が設けられています。